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産業安全研究所では社会的要請に沿った業務運営を効率的に推進していくために「産業安全研究所外部研究評価会議」を毎年開催しており、この会議では外部の専門家・有識者が総合的に検討した結果に基づき評価ならびに提言を行っている。
平成16年度の外部研究評価会議は11月15日に開催された。以下にその結果の概要を報告する。
当日は、内部研究評価会議の運営に資するために「内部研究評価会議の実施状況」に関する討論、平成18年度より実施予定のプロジェクト研究1課題についての事前評価、平成14年度から平成17年度まで実施予定のプロジェクト研究1課題についての中間評価、および平成13年度に始まり平成15年度で終了したプロジェクト研究1課題についての事後評価を実施した。
「内部研究評価会議の実施状況」に関する討論では、広範囲にわたる労働災害防止のための多くの研究課題を少ない研究者で意欲的に取組んでおり、独立行政法人になり3年が経過した現在、内部研究評価会議のあり方も十分定着してきたという意見が得られた。
研究課題は最高点を5点とする5段階評価で行われ、事前評価では「学術的意義」「社会的意義」「研究目標と計画」の3項目について、また中間および事後評価では、この3項目に加えて「研究成果と価値」「研究成果の公開」の各項目について評価を行った。
プロジェクト研究事前評価課題「災害多発分野におけるリスクマネジメント技術の高度化と実用化に関する研究」は、建設・機械・化学の災害多発分野を対象に、労働災害防止のための多様なリスクを科学的・体系的に評価・低減するためのマネジメント技術の構築を目的とした研究であり、総合的評価得点は4.0点であった。
中間評価を受けた研究課題「産業リサイクル過程における爆発・火災災害の防止に関する研究」は、爆発危険性をはらんでいるのにもかかわらず危険要因という視点からの研究はほとんど行われていないことに着目して実施した研究であり、社会的にも意義のある研究と認められ、総合的評価得点は4.3点であった。
事後評価を受けた研究課題「建設機械の保守管理システム高度化のための損傷評価技術の開発」は、機械の構造健全性評価技術の開発が、昨今の社会的潮流である寿命延伸に繋がることに着眼した研究であり、建設機械の破損は労働災害に直結する可能性が高いことから、本研究内容を行政・社会的要請との適合性あるいは規格への発展性まで含めて考えた場合、社会的意義が高いという評価が得られ、総合的評価得点は3.3点であった。
(研究企画調整部 江川義之)
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