独立行政法人産業安全研究所 と独立行政法人産業医学総合研究所は平成18年4月1日をもって統合しました。
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物理工学安全研究グループ

物理工学安全研究グループにおいては,電気,熱等の物理的要因によって発生する労働災害の防止を目的として,静電気による着火現象の解明と帯電防止技術の開発,電磁ノイズによる電子装置・システムの誤作動の防止技術,感電危険性の解明と防止技術の開発,電気絶縁材料の劣化要因の解明と劣化診断技術の開発に関する研究のほか,電子・電気技術の産業安全への応用に関する研究等を行っています。
1.静電気による災害・障害の防止に関する研究
 可燃性粉体を空気輸送する際の静電気による粉じん爆発を防止するため,サイロ内における帯電粉体の挙動,放電危険要因をコンピュータシミュレーションによって解明するとともに,実規模実験によって安全評価技術,除電技術を開発する研究を行っています。また,フレキシブルコンテナ,バグフィルタ等の絶縁性素材で粉体を取り扱う際の静電気による着火を防止するため,静電気対策用品の構造基準と性能試験方法を確立するための研究を行っています。そのほか,静電気危険に関する物性値である可燃性物質(ガス蒸気・粉体)の最小着火エネルギーを簡便に精度よく測定する試験技術の開発に関する研究も行っています。
実験名
粉体の帯電現象の研究に用いる実験施設
帯電したフィルムにおける沿面放電
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2.電磁ノイズによる電子機器・システムの誤作動防止
 電磁ノイズに起因する電子機器・システムの誤作動防止を目的として,電子機器等が使用される電磁環境に応じた耐ノイズ性の評価技術に関する研究のほか,大型クレーンに使用される過負荷防止装置の中波による誤作動等の電磁波障害についても研究を行っています。
実験名
電磁ノイズの研究に使用する電波暗室
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3.電気機械器具に起因する災害・障害の防止
 感電災害の防止を目的として,高電圧,ひずみ波電流による電撃危険性の実験的解明・シミュレーション解析,保護・防護技術の開発に関する研究を行うとともに,電気機械器具の誤作動による災害・障害の防止を目的として,絶縁材料の劣化診断,余寿命の予測・評価手法の開発に関する研究を行っています。
実験名
絶縁劣化の研究に用いる高電圧発生装置
電気材料表面の組成を分析するXPS装置
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4.電子・電気技術の産業安全への応用
 電子・電気技術を産業安全へと応用として,労働環境の悪化・大気汚染をもたらす危険・有害物質を安全処理するため,放電プラズマを利用した溶剤蒸気の分解技術の開発に関する研究を行っています。
実験名
産業応用のための新しい放電装置の開発
放電プラズマによるガス状有害物質の分解実験
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