![]() 独立行政法人産業安全研究所 と独立行政法人産業医学総合研究所は平成18年4月1日をもって統合し,独立行政法人労働安全衛生総合研究所となりました。 このページは,(旧)独立行政法人産業医学総合研究所のコンテンツです。(平成17年度までの事業関連等,一部統合後に更新されたものも含みます。平成18年10月2日をもって,このページの更新は終了しています。) |
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ダイオキシン分析のための試料血液量作業環境計測研究部 萩原 正義ゴミ焼却場や焼却炉解体現場における労働者のダイオキシン類曝露量を推定するためには、血液中のダイオキシン類濃度を測定する必要があります。旧厚生省が作成した「血液中のダイオキシン類測定暫定マニュアル」(平成12年)によりますと、一回の分析に50mLの血液を用いることとなっています。再測定や生化学試験用などの分を合わせると、実際の採血は100mLオーダーとなってしまいます。これでは被験者の負担が大きいため、より少量の血液からでも測定可能な方法が望まれます。 現在、当研究所では脂肪抽出に高速溶媒抽出装置を用いる方法を採用しています。またカラムクロマトによるダイオキシン類の精製には、米国EPA法では認められている自動前処理装置を用いています。これは前処理を機械化することで、分析者の技能に依存する部分をなるべく排除し、多くの測定機関でダイオキシン類を分析できるようにするという目的もあります。更に高分解能ガスクロマトグラフ−質量分析計に大容量試料導入装置を付加することで感度を数倍向上させ、血液10mLからでも常人レベルのダイオキシン類を分析できるようになりました。 最近ではプラスチック製品等の製造や焼却あるいはリサイクル処理場なども注目されています。家電などのプラスチック製品には臭素系の難燃剤が使われており、それらがポリ臭化ダイオキシン類に変化すると考えられているからです。ポリ臭化ダイオキシン類の毒性はまだ明らかにされていませんが、それらの分析はポリ塩化ダイオキシン類よりも難しく、益々高度な分析方法が求められています。 ![]() ダイオキシン類精製用の自動前処理装置 |