労働安全衛生総合研究所

安全衛生技術講演会の開催

独立行政法人労働安全衛生総合研究所

 事業場の安全衛生担当者の皆様は、安全衛生計画の作成、安全衛生活動の実施、従業員に対する安全衛生教育の実施等の活動に日々取り組まれています。また、労働安全・衛生コンサルタントの皆様は顧客事業場の安全衛生管理の現状に応じて、安全衛生水準の向上のための指導に努められています。このように安全衛生活動に取り組まれている方々におかれては、安全衛生対策の実施にあたり、その理論的裏付けがあれば、個々の対策を進めるための説得力が増すことになり、業務の助けとして役立つのではないかと思います。

 労働安全衛生総合研究所では、機械システム安全、建設安全、化学安全、電気安全、人間工学・リスク管理、作業条件適応、健康障害予防、有害性評価、環境計測管理の各研究分野を対象に研究を進めているところですが、「安全衛生技術講演会」を毎年開催して、研究成果を安全衛生活動に携わる方々に役立てていただこうとしています。

 安全衛生技術講演会は毎年テーマを定めて開催しています。平成21年度は「労働安全衛生分野におけるリスクアセスメント」をテーマとし、11月に東京、大阪、名古屋で開催しました。内部研究員5名と特別講演に(株)ブリヂストンの水野恒夫様をお迎えし、6つの講演を午前10時から夕方までの時間をかけて実施しました。以前は、半日で開催したり、パネル討論を実施したこともありました。

 平成21年度の安全衛生技術講演会には総計559名の方の御参加をいただき、アンケートでは66%の方に「非常に良かった」あるいは「良かった」との評価をいただいています。「普通」と評価された方が26%でありまして、含めますと大部分の方に一定の御満足はいただけているのではないかと思います。また、アンケートには、「大変勉強になりました。」、「参考になる研究を聞かせていただきありがとうございました。」、「今回のような講演会を全国各地、県単位で細かく開催していただきたい。」等の好評価の御意見も寄せられ、大変うれしく思っています。会場の確保、ポスター・リーフレットの作成、各種団体等への広報協力依頼、参加申込者への連絡等作業はいくつかありますが、より一層、御参加いただいた皆様のお役に立てるよう、適切に実施していこうと思っています。

 平成22年度は「厳しい経済状況下における労働安全衛生〜働く人の命と健康を守る〜」をテーマに、特別講演に新日本製鐵(株)君津製鐵所の主任医長である宮本俊明様をお迎えし、11月下旬から12月上旬にかけて、大阪、広島、東京で開催する予定です。

 安全衛生を御担当とする多くの方々に御参加いただき、業務の参考としていただければ幸いです。

(労働災害調査分析センター長 篠嵜典良)

写真:安全衛生技術講演会の講演の様子

刊行物・報告書等 研究成果一覧